◆2011年01月21日(金)21:37
M1911百周年!
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「銃には何時、如何なる時でも弾が装填されていると思え!」 「本当に撃ちたい標的に銃口を向ける時以外、トリガーに指をかけるな!」 「危険な時ほど、落ち着いてじっくり狙え!」 「口をポカーンと開けるな!」 (…!!) 「…まったく乳ばかりいっちょまえに育ちやがって。そのクセはおしめを履いていた頃から変わらんな!」 (ちょッ…!!それは言うなって約束したでしょおじいちゃん!)
とかなんとかやりとりしてるかどーか分かりませんが… ともあれ今年2011年はそう、鉄砲好きなら祝わずにいられない?!拳銃の王様、M1911の100周年、アニバァ〜サリィ〜なのです。 ベレッタM9の米軍正式採用交代時のトレンドであったダブルカラムハイキャパシティー&ダブルアクションムーブメントの荒波を乗り越え、いまだなお現役でありつづけるというのは正に、拳銃の王様の貫禄の見せるところか。
今回、このアングルありきで描いたので構図はムリヤリです(なに?いつもそうだって?) 定番な左サイドなのですが、スライドとフレームのすき間からリコイル・スプリングが若干覗いてるところが描きたかった。 以前GUN誌でジャックさんがS'70構えた写真でそういうのがあったんですが、本来なら、もしくはモデルガンでそんなの見たら「精度悪!カッコ悪!」と機械フェチなら言うべき?ところ、そこは王様の貫禄か、そんなでもかえって迫力を感じさせられてしまったのです。
本来なら見えてしまうべきでないすき間には無限の宇宙がある。 すき間はいい。拳銃だろうと女の子のブラウスだろうとw
今はもう潰れて無くなってしまったのですが、むかしよく行ってたトイガン屋さんは、マッコイのガバを触らせて弄くらせてくれる、ネコカフェならぬマッコイカフェなお店でした。で、そこで初めて持ったM1911の印象はご多分に漏れず 「……薄い!」 でした。GM5の金型で育ってきた身ですからねぇ。知識では知っていても、実際に触ってみるとまた違うものだなと。 トリガーガードなんてプレス板みたいな薄さです。プレス板じゃなくて削り出してこの薄さというのがまた趣深いんですよね。そして、スライド下面とフレームの継ぎ目…仲間うちでは「アゴ」と言ってるんですが、この継ぎ目の薄いこと&ピッチリなところ。 花輪和一さんの「刑務所の前」で言ってた「まっすぐなオーラ」とはまさにこのことなんだなぁと。
私的にはノーマル1911の中ではいったんの完成形という感があり、意匠もリッチなS'70が一番好きなのですが、マッコイの1911を触った時にはさすがにその信念がちとグラつきましたね。やはり元祖のオーラは凄い!…というか。
私のガバ好きな友人は、このマッコイ1911を観賞用、弄くる用と大枚はたいて購入してましたが、結局勿体無くてどっちも指一本触れてなくて、クリアケースのまま飾ってる始末です。 自分も欲しいんだけど、同じ結末になるんだろうなw | | |